便意を感じないのが怖いわけ

大腸の終わりにS状結腸に便がたまると、腸の内圧が増え、便は直腸に押し出されます。
直腸まで来ると、腸壁が刺激され、便意を感じるようになります。
しかし、長年下剤を使い続けていると、便が直腸にきても便意を感じなくなることがあります。
下剤の作用で、結腸に刺激を与えて強引に排出することで、本来の感覚が消えてしまっている状態になります。
人体には、内臓感覚というものがあって、心臓、肺機能、消化器官など、臓器から発せられる感覚のことです。
これらの内臓感覚は、食欲、胃痛、吐きけ、尿意などがそれに当たります。
便意も内臓感覚によるものなので、便意を感じにくいというのは、この内臓感覚が鈍ってきていることにもなります。
便意を感じないので、便は直腸にどんどん溜まっていき、お腹の張り、腹痛を起こしたりします。
結局、苦しくなって、再び、下剤に頼らなくてはいけなくなります。
こうした悪循環を避けるためにも、腸内環境の改善をはかり、下剤に頼らない自然な排便を目指す必要があります。

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