脳と腸の関係

自宅のトイレでは排便があるのに、旅行先では出ない、という方は多いと思います。
これは、脳の視床下部というところにある自律神経のうち、副交感神経が抑制されるために起こる現象です。
自律神経とは、心臓の動きや体温の調整など、自分の意思とは関係なく体内のさまざまな動きを調整する神経のことです。
自律神経には、体を活動的な方向へ導く交感神経と安静に働く副交感神経があります。
運動して、心臓の鼓動が早くなるのは交換神経で、血流を増やしたり、血圧を上げたりします。
一方、血流を穏やかににし、体をリラックスさせるのは、副交感神経の働きによるもので、交感神経と副交感神経はお互いバランスをとりながら働いています。
眠っている間は、副交感神経が主に働きますが、腸のぜんどう運動と深くかかわっているのは、副交感神経のほうなのです。
自宅のトイレでは排便があるのに、旅行先では出ないとは、緊張状態で交感神経が優位になり、副交感神経が抑制され、腸の動きが抑制される結果になるためです。
ストレスが便秘に繋がるという理由がここにあります。
本来、腸は、内容物があれば、自動的にぜんどう運動が起こって出口まで運んで行くという機能を持っているのです。それが抑制されてしまうのが便秘です。
副交感神経が、より優位にたつような生活を心がけるようにしたいものです。

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