人ぞれぞれに原因もことなり、症状も違います。
症状が苦しくなってくると、皆さん「便秘薬」を使っていませんか?
それは体のことを考えると良いとは言えないのです。
本来の体の機能を取り戻し、強制的に排出させるのではなく、自分の力で出す…それが当然一番良いことなのです。
「便秘は万病の元」です。
便秘ぎみの内にちゃんと出る(出す)体を取り戻しましょう。
②便秘の種類?
便秘にもいくつかの種類があり、自分がどのケースに当てはまるのかをしっておくことは大事なことです。
大きく器質性便秘と機能性便秘の二つに分けられます。
器質性便秘とは何らかの病気が原因で起こる便秘です。
そんな中大半を占めるのが機能性便秘です。
機能性便秘はさらに一過性便秘と習慣性便秘に分けることができます。
一過性便秘はストレスや緊張などがおもな原因で、ダイエットや水分不足からも発症します。
急性で原因が取り除かれれば比較的はやく収まります。
習慣性便秘はさらに弛緩性便秘、直腸性便秘、痙攣性便秘のタイプに分かれます。
① 弛緩性便秘
大腸が緩み、ぜんどう運動機能が低下することが原因で、便意を感じなくなります。
大腸を支える腹筋の筋力の衰えが原因の一つです。
病気などで体力が衰えた時もなりやすいです。
また胃下垂など内臓下垂も原因として挙げられます。
② 直腸性便秘
通常直腸に便が達すると、その刺激で便意が起きるものですが、普段から我慢する習慣の人はしだいに直腸が刺激に慣れてしまい便意が薄れてきます。
また浣腸をたびたび使っている人も直腸がその刺激になれてくるので、同じく便意が薄れてきます。
排便のさいは固く太い便になる傾向があり、切れ痔の原因にもなります。
③ 痙攣性便秘
大腸の一部で痙攣が起こり、部分的に狭まり、そこで便が詰まって便秘になります。
過敏性腸症候群の症状で、ストレスがおもな原因です。
ウサギのふんのような小さな便、細い便、排便後の残便感、下痢と便秘を繰り返すなどが特徴です。
便秘は怖いの?
便秘は万病の元
腸内に排泄物が長く滞在すると、しだいに腐敗してきます。
腐敗した排泄物は腸内の悪玉菌によって有害物質へと分解されます。
その際生じたガスは、便秘で逃げ場がなく腸内にたまるのでお腹の張りを感じるようになります。
有害物質は血液を通して全身に行き渡るので頭痛やめまい、吐き気をもよおし、最後は口から出て行くので口臭の原因にもなります。
更に2003年以降、女性死因の一位である「大腸がん」との因果関係も疑われています。